一般社団法人豊田青年会議所

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理事長所信

2019年度理事長所信

 

一般社団法人豊田青年会議所

第60代理事長 坂元貞仁

 

 

~Challenge to the future!未来への挑戦~

 

我々、日本人の国民性は他国に真似できない精神性にある。繊細で緻密、探究心が強く勤勉な民族だからこそ、敗戦国となっても挑戦し続け、どん底から這い上がり、それは「東洋の奇跡」とまでよばれた。我々青年は、過去を紡いできた先人たちの想いを未来へつなぐため、真の革新者であり、常に時代の挑戦者でなければならない。

 

 

~新たな時代のはじまり~

 

今まさに終わりを告げようとしている、「平成」というこの時代が平和で豊かであったと言う人は少なくありません。インターネットの普及により時代は大きく変革を遂げ、国家が情報を管理し国民を統制することが難しくなった反面、たったひとつの言葉により、それが多くの人々の心を動かす原動力になりうる時代となったのも事実です。また、日本における人口減少が日本の成長を阻む原因となることは否定できません。グローバル化が進み世界とつながることさえ安易になったこの時代、アジアや東欧諸国、南米などの新興国が世界の経済市場に参入してきました。そこに情報通信技術の発達と物流のインフラが整備されたことで、世界各国の物理的な距離が一気に縮まりました。アジアをはじめとした新興国は投資により雇用が生まれ、経済的に豊かになっていった一方、ここ日本人労働者の雇用が減り、産業の空洞化という問題もおこりました。働き方が多様化した結果、従来の年功序列型の労働社会が変容し、労働格差が生まれてきました。このような時代から新しい時代に突入する今だからこそ、私たち青年経済人は現実から目をそらすことなく、圧倒的な危機感をもって、行動しなければならないのです。温故知新の精神で歴史や伝統から学びを得て、来るべき新しい時代に挑戦していくことが私たち青年会議所に与えられた使命なのです。

 

 

~自立したまちへの挑戦~

 

豊田市は、グローバル企業を擁する自治体であり、そのため経済産業面においては、大手企業への依存度が強いのは当然のことと言えます。また、その影響は人口構成にも反映し外国人居住者や他地域からの労働移住者の割合が大きなものとなっています。それに加えて、平成の大合併から10年以上が経過し、山間部と都市部という生活意識の異なる地域の融合も、新たな課題として大きな局面を迎えています。この状況のなかで、豊田市の将来像を描いていくためには、それら全ての要素を重要な資産としてとらえ、相互的に生かすことが必要です。そして、豊田市の各エリアを、より魅力的な活力ある個性的なエリアにしていく可能性に挑戦しなければなりません。将来も豊田市に永く生活しようとする市民にとって、住みよい環境の創造と経済産業面の安定は必至の事柄であります。そのためには、まちの文化に対する理解を深めると同時に、産業と自然の共生を積極的に推進することに挑戦しなければなりません。この挑戦をすることで、ローカルでありながらグローバルな意識を経済面だけでなく、文化面でも身につけた、新しい豊田市民を育むことが可能となります。

 

 

~未来への挑戦~

 

「人をつなぐ」こと、それはまた豊田市が培ってきた「ものづくり」の精神と技術を次世代へと受け継いでもらうことでもあります。子どもが健やかに成長し、夢や希望をもって次代に羽ばたいていくことは我々大人たちの切なる願いであり、使命であります。現代社会には、子どもを取り巻く環境の中に様々な問題課題が渦巻いており、子どもたちがその中で生き抜いていくためには、正しい道徳心や倫理観、そして強さと豊かな心をもって問題課題を解決し、成長できることが大切です。さらに成長するだけでなく、子どもが意識変革をし、進化させていくことが我々の「子どもの未来」へとつながります。そして、まちの未来は古いものを固持するだけでは取り残されてしまいます。めまぐるしく変化する時代だからこそ、「守るべきもの」と「変えていかなければいけないもの」を明確に捉え、実行することが新たなまちの創造につながります。未来に道標を立て、急激に変化する時代の流れに動じない強い子どもたちの育成に挑戦し、歩みを止めず運動していくことが、子どもたちの笑顔につながることを信じて運動し続けます。

 

 

~成長への挑戦~

 

「グローバル化」に目を向けると私たちが意識して運動を展開している、2019年のラグビーワールドカップと、2020年には東京オリンピック・パラリンピックを迎え、日本は多くの外国人が訪れる観光立国へと生まれ変わります。ここ豊田市は恵まれたスポーツ環境が整備されていることにより、2019年のラグビーワールドカップの開催都市となり、今、豊田市が熱狂しようとしています。この世界から注目される好機を活かすことが、まちのさらなる発展につながると確信しております。2012年から開催しているタグラグビーを通じて子どもたちの夢や希望を育むとともに、それを見る人や関わる人たちにも勇気や希望を与えるスポーツの力による次代へつなぐまちづくりを進めてまいります。「青年が積極的な改革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供する」これは、青年会議所が定めるJCIミッションです。このミッションに挑戦することで、際立った、強い発信力が生まれ世界中の人からも支持を受けることになり揺るぎのない日本再興の未来に踏み込めると私は確信しています。

 

 

~同志との絆~

 

強い組織運営を確立していくためには、我々は常に組織として進むべき方向に個々の意識を高め、その一体感を醸成していく必要があります。青年会議所メンバーがこれまで先輩諸氏が築いてこられた歴史ある伝統を今一度再確認し、その歴史を知識として習得することで、我々青年会議所のこれからの運動に一体感と未来につなぐ力強い組織運営が可能になると考えます。会員減少や在籍年数の浅い会員が多くなってきている現状において、今一度ルールの順守を徹底し、起こりうる問題課題に対し適宜正確な判断をしていく力を身に付けることも必要となります。我々が常にこれからも強い組織であり続けるためには、このまちのことを考え、関係諸団体との交流を図りながら同志との絆を確固たるものとし、力強い組織を未来へつなげていきます。

 

 

~会員拡大への挑戦~

 

青年会議所の魅力とは、他責ではなく自責で物事をとらえ、自分自身と真摯に向き合う組織風土の中、自らが変わることにより地域や会社、家族や仲間などがより良く変化していくことにつながります。さらには、多くの学ぶ場に環境が整えられており、時流にあった変化に対応できることが大きな魅力でもあります。会員の意識改革と今後の下支えとなるメンバーの増員を会員が危機と捉え全員拡大を実行し、様々な場面で、青年会議所の魅力を発信し、それが自らの企業の発展へとつながり、ひいては地域の発展へとつながっていくことを確信しております。会員自らが青年会議所の意味を考え、魅力を発進することで会員拡大を通して意識改革を図るとともに、積極的な会員拡大に繋げ、まちの発展へと寄与していきます。

 

 

~強い組織への挑戦~

 

運動構築にもっとも必要なこと、それは「社会背景」「目的」「将来のビジョン」であると考えます。地域に潜む問題課題を的確に捉え、将来どのような社会になっているかという仮説を基に政策を立案し、社会実験を行う。そして、社会実験で得られた成果を運動へと水平展開し、社会システムを変革するために必要な事例を携えて、国や行政に提言していく。この考え方の基盤を創ることが組織力の強化には必要不可欠です。また、私たちは青年会議所という組織で運動を行う以上、組織の方向性を理解した上で事業を構築しなければなりません。2019年度は青年会議所の仕組みの強みを活かし発展させて組織力の向上を図っていきます。そして、豊田青年会議所がイノベーションを実現し人間力を高め組織力を向上するには継続による挑戦が必要です。また、我々が力強く運動を展開していくためにはコンプライアンスの徹底を図りながら、盤石な会議運営が不可欠です。その基本となる同じ学びをメンバーと共有し成長へとつなげてまいります。私たちは青年会議所に在籍しているからこそ体感できるスケールメリットを身近で体験できる貴重な機会と捉え、多くのメンバーに参加を促す情報発信を行ってまいります。豊田から日本を牽引する運動の基盤を創る事業構築を学び、青年会議所の運動の土台をしっかりと固めていきます。

 

 

結びに~新たな自分への挑戦~

 

「現代物理学の父」アルベルト・アインシュタインは、『近代日本の発達ほど、世界を驚かしたものはない。この驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかがなくてはならない。そして、世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。吾々は神に感謝する、吾々に日本という尊い国を、作って置いてくれたことを。』このように日本を評したと言われています。

日本人には先人から受け継いだ「日本の美しい心」があります。「人」をつなぐこと、「自然」をつなぐこと、「命」をつなぐこと。すなわち、我々の使命は「未来」へつなぐ可能性をもつ様々な取り組みに挑戦し続けることであると考えています。豊田青年会議所が、日本人がもつべき誇りと気概をもち、限界へ挑戦し続けることが誰も取り残さない社会の実現へとつながると私は強く信じています。私たち青年は強い信念をもち、青年会議所活動を基軸に自由かつ革新的な発想で経済活動を行い、社会的公正を重視し、多様性を活かし、社会に貢献してまいります。私たちが主体的に活動に取り組み続け、ともに行動することが、未来を築いていくのです。苦しんだ分、達成したときの喜びは大きく、愚直に、誠実に、選んだ道に誇りをもち、常に挑戦することに価値があると信じて、我々は輝く豊田市から輝く日本へと昇華させることができる活動に邁進する所存です。