一般社団法人豊田青年会議所

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2017/11/30

知っておきたい!使いやすいキッチンレイアウト

皆様、こんにちは! 豊田青年会議所の兼子記人(かねこふみと)と申します。
私は、豊田市陣中町で「桶兼住設株式会社」という住宅やマンションなどの設備業を営んでいます。
当社では、住宅設備でも特にキッチンに特化してのご提案をさしていただくことが多くいままで一戸建てからマンションまで様々な場所で施工をさせていただきました。
今回は、新築やリフォームでキッチンをプランニングするときに知っておきたい3つのポイントをご紹介させていただきます。
①調理→食事→片付の動きを考えて配置をする
調理の流れを考えると、冷蔵庫から食材を取り出し、洗って、刻んで、加熱調理して配膳するという一連の流れになります。また食事後は食器を下げて、食器を洗い、食器棚に戻すという流れです。つまり、右利きの人の場合は、上の図のように冷蔵庫、シンク、調理台、コンロを右回りに配置するのが基本となります。左利きの人は左回りに配置するとよいでしょう。

②キッチンの動線をトライアングルで考える
使いやすいキッチンレイアウトのポイントとして、キッチンの動線を考慮する必要があります。動線が悪いと使い勝手も悪く、効率的に家事を行うことが出来ません。
一つの動線の組み立て方として、コンロ、シンク、冷蔵庫の3点を結ぶ三角形の辺の合計が510cmだと快適な作業が出来るレイアウトになります。リフォーム前に確認してみてください。

➂通路幅とキッチン寸法を考える

使いやすいキッチンにするためには通路幅とキッチンの高さや寸法を考える必要があります。
キッチンの通路幅は1人で利用するならば90cm程度、2人で利用することを考えている場合は1m20cm程度の幅を確保するようにしてください。
キッチン内では動きが出るので、使いやすいレイアウトのためにはこれくらいの通路幅が必要になります。
またキッチンの高さはキッチンを最もよく利用する方の身長で計算するとよいでしょう。最適なキッチンの高さは以下の計算式が目安になります。

☆カウンターの高さ=身長÷2+5 cm(160cmの場合は160÷2+5=85cmが目安です)

キッチンは毎日使う場所だけに、使いやすさに妥協したくないところです。キッチン全体で使いやすくするには、個別の箇所で考えるのではなく、キッチンの中の動き全体と、キッチンの中にあるモノ全体で考える必要があります。
おわりに、最近多く見られるキッチンレイアウトの特徴をご紹介します。

【アイランド型キッチン】島型

アイランド型キッチンは周りを囲むように作業が出来るのが特徴です。家族や仲間で一緒に調理や片づけが出来るので、ホームパーティーなどがしやすいキッチンですね。
一方でキレイなキッチンを保つには収納がカギになります!インテリアの一部となるため存在感があるので、すこしでも散らかると目立ってしまうので、来客の多い方はご注意を。
【ペニシュラン型キッチン】半島型
アイランド型と違い、どちらか一方が壁に面したキッチンとなります。

カウンターの奥行きが広いタイプが多く、ダイニング側にも収納を付けることができます。
また、テーブルカウンター仕様にしてイスを用意すれば、バーカウンターのように使うことができます。
アイランド型・ペニンシュラ型 共に、壁付けI型キッチンに比べて価格が高くなるので、低予算で対面型キッチンを実現したい場合には、カウンターまでの高さの「造作壁」を作り、この壁にI型キッチンを設置して「対面式キッチンに変身させる」という方法もあります。

ご紹介したレイアウト以外にもキッチンのレイアウトは無数に存在します。
毎日キッチンに立つ奥様方にはキッチンの使い勝手というのは大きな問題です。今までのお客様には作業効率や体への負担が減るだけでなく、時間や心にも余裕が出来たと言ってくださる方もいらっしゃいました。

皆さんも機会がありましたら是非とも、自分だけの、家族のためのキッチンを考えてみてください。

以上 「あなただけのフルオーダーキッチンをご提案する桶兼住設」の兼子でした。