一般社団法人豊田青年会議所

電話番号0565-32-5777
メニュー

ブログ

2017/03/08

虚構。

皆様、こんにちは。一般社団法人豊田青年会議所の良心、長澤幸祐と申します。JCメンバーは読書家が多く、不勉強な私はいつも良書を紹介してもらっています。そんな読書家のメンバーから紹介された書籍で、感銘を受けた2冊をご紹介します。
まずは、リンダ・グラットン「LIFE SHIFT」東洋経済新聞社(2016年)

人生100年といわれる時代になり、20歳前後までの学習期、60歳前後までの就労期、それ以降の引退期と人生を3ステージに分ける生き方は通用しません。
 学習、就労、家事、育児その他、その時々の自身の状況に応じて、濃淡をつけてこなしていかなければなりません。そのために、有形資産よりも無形資産を重視しよう。
 紹介されたメンバーからは、仕事や家族との関係を見直した方が良いと指摘されました。おそらくJCメンバーは、全員が読んでおり、これからの仕事、家族、人生について考えていることと思います。
続いて、ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史(上・下)」河出書房(2016年)

私たち、ホモ・サピエンスの発生から現在、そしてシンギュラリティまで、歴史にとどまらず、生物学、社会学、哲学、科学の視点で語り尽くします。特に、私たちが、他の人類を駆逐して繁栄を築いた理由について、「虚構」を信じる力にあるとの点は、その説得力に感嘆しました。宗教も会社も人権も法律も目に見えない「虚構」にもかかわらず、私たちがあると信じているから存在する。紹介されたメンバーからは、もっと教養を身につけ、広い視野を持たなければ、仕事でもJCでも恥をかくよ、と諭されました。
 どちらも世界的に話題となっている本ですので、今更とも思いましたが、自戒の念を込めて紹介します。

 3月15日は、超高齢社会の今後について考えるトークセッションが行われます。目に見えない社会の変化を、どうやって目に見える形にするか、紹介した2冊の書籍も参考にしています。

 ブログを読んでいただけた方で、お薦めの本がありましたら、一般社団法人豊田青年会議所のFacebookなどで、是非教えてください!

「虚構」である法律を仕事にしている長澤でした。